争いは

つづく

モラハラ男の悲しみ

人とうまく関わっていくことができないこと、自身の内面の問題などに思い悩み、「モラハラ」「ASD」「自己愛性パーソナリティ障害」などについて検索をかけるということをしていた 何回やるのか

検索結果を見るとある知恵袋の質問が目に入った 質問者は妻にモラハラを訴えられ離婚を言い渡されたという方で、妻に言われるまで気が付かなかったがその特徴が自分に当てはまっていることがわかり、今後どうしていけばいいのか…と悩んでいるらしかった 改めてその質問を調べてみたけど見つからないのでもしかしたら消えてしまったのかもしれない

その質問への回答の中にあった、「もう二度と伴侶を持とうなどとは考えないでください」みたいな言葉がすごく胸に突き刺さっている 憶測でこんなこと言うのもあれだけど、その回答者は他のモラハラ関連の質問でも見かけることがありいずれにおいてもわりに強い言葉を使っていたので、過去なにかしらの被害に遭い傷付いてきたのだろうと思われる 回答に対する質問者の反応はというと、言われるまでもなく自身もそのつもりで考えいたようで、「もう二度と誰も傷つけたくない」とかなんとか言っていた

たしかにそういう気質というのは、自覚こそできても治すことは難しいのかもしれない でも自ら望んでそのような人間になったわけではなく、しかもそれに甘んじることなく自覚して改善していこうという気持ちのある人間が、どうしてそんなことを言われる必要があるんだろうとも思ってしまう おれが実際にどうかはさておき、仲間意識のようなものを勝手に抱いて擁護したい気持ちが芽生えているんだと思うが

被害者はそれはもうつらい目に遭わされてきたんだろう それを嘘だとは言わないけど、だからといって、なぜこちら側が傷つくことは正当化されなければならないのか 生きながら孤独でいることを要請されなければいけないのか

人の気持ちがわからない、人にうまく気持ちを伝えられない化物だから仕方がないのかな

そういうことを考えると、センチメンタルなので涙がにじんでくる 電車の中、一人席にいて音楽を聴いて本を読みながら、その質問のことを思い出していた

曲の名前は忘れてしまった

 

 

歯医者で治療や診察、お掃除を受けているとき、いつも自分の視線のやり場に困る 目を瞑るのもなんか違う気がするし、真正面を向くとライトが眩しすぎる なのでちょっと右斜め上とか左の方を見たりする 多分、その時の顔って変なんだろうな

おれが通ってる歯医者の天井には、うねうねした短い線と点の模様がある 歯をなんかやられている際、特にキュルキュルとされている際には、気を紛らわせたいのでその点を数えてみようとするのだが、次の瞬間にはどこまで数えたか忘れている この間は、たまたまメタモンみたいな顔を見つけることができた でも次の瞬間にはいなくなっていて、でも少ししたらもう一回見つけられたりして、でもまたいなくなって、それを繰り返すうちによりメタモン然とした顔を見つけることができて、そのうちキュルキュルが終わってよかった

 

 

映画観た(ゴーストワールド)

女の子二人組のビジュアル、ファッションに魅力を感じていた ちょっと観たいかもな〜程度の気持ちだったけど、とある人間とのことで悩んで気が塞いで仕方ないので、気分転換に心斎橋まで行って観てきた(その後直帰)

高校を卒業したばかり、将来なんてわかんないよ!て感じの二人の女の子を取り巻くお話かと思ったら、メガネをかけている方、イーニドという名の女の子のままならなさがひたすらに描かれた作品だった まず、このイーニドという女のファッション、色合わせとか着こなしがめちゃくちゃ好みで、かわいくて、よかった でもイーニドという人物に対しては正直ひたすらにイラついてしまった 心の中で何回か「バカ…!」とか言ってしまった イーニドに似たような方がいたら申し訳ない(たぶん、彼女に近い気質を持つ人はそんなにめずらしくはないはず)

なんというか、おれがイライラしたのはイーニドの自他の境界が曖昧すぎるようなところ 自分の都合ばかりを人に押し付けて、面白がったり振り回したり とにかく他者に対して不誠実に思えた それでもいざひとりになるとしっかり悲しんじゃうんだから、なんなんだこいつ!と思ったね 自分を取り巻く周囲のことが、寂しい人が寂しくある現状が、なにひとつ納得できなくて、そのくせ自分のことは誰にだって納得してもらいたくて、受け入れられたくて、でも歩み寄られたりすり寄られたりするのは嫌で、状況に応じて自分を変えることも難しくて、本当にどうしようもなく思えた 許されても自分から突き放してしまうんだもん

ラストシーンは決して希望に満ちたものではない 他者の受け売りではあるものの、誰かに甘えるためのものではない初めての自分ひとりの決意がそこにはあったのだろうと窺えるものではあった が、そこに至るまでの経緯が経緯だから、おれはなんだか悪い想像ばかりしてしまった まあそれはおれがイーニドを信頼してなさすぎるし、余計なお世話過ぎるかもね…

どうなるかはわからないけどなんとかなるって思ってるしかない 赤の他人が人の生に対してできること、やっていいこととは本来それくらいなものなのかもしれない

 

イーニドの未来などを想像して暗い気持ちになっちゃったり、鑑賞後にモヤモヤが残ってしまったのは、イーニドが抱えているであろう悩み、渇きや焦りのようなものに覚えがないわけではないからだろうな そしてきっとそれをいまも乗り越えられないでいる 先のこと考えると、本当嫌になるど

 

鑑賞後、2日ほど返事のないままの相手からそろそろ連絡があるのではと真っ先にLINEを確認しましたが、なにも届いていませんでした ガーン

かわいい振る舞いを誰か俺に教えてくれー

 

11.26追記

バイト中改めてゴーストワールドのことを考えてたら思い出したことがあった おれがイライラしてたの、イーニドだけじゃないわ イーニドのわがままをなんだかんだ許してしまう周囲の人間にもイラついてた いや、イーニドが許されていることにイラついてたのかもしれない 本当のところはわからないが 「どうしてこいつを許す!?」みたいに思ったのは本当 周囲の人間、気にかけたり怒ったりすることはあるけどなんだかんだ許してたんだよな イーニドの振る舞いや態度などを許せない人ももちろんいて、そういうやつはただ彼女を突き放すだけだったけど、そいつらってわりとイーニドにとってもどうでもいいようなやつばかりだった

周りが許しちゃうなら、イーニドがああいう振る舞いをするのも仕方ないか〜と思えてくる 結局自分の身を守るのは自分自身で、そのための判断も自分で行う必要があるわけだけど、判断をしたうえで巻き込まれて傷ついたり痛い目みることになってるなら、イーニドだけの問題でもないような だからといって身勝手なふるまいを正当化するのは変だけど

許されると思ってふるまえるのって羨ましいな

自分勝手な行動とか言動は程度がいきすぎると誰かに迷惑かけることになっちゃったりその結果しっかり疎まれたりもするけど、まあその迷惑をどう受けとめるかの主体は他者にあるわけで、その他者が自らの身を守るための判断力を持った人間であって、その点に関して信頼を置くことができるならば、なんかイーニドみたいに自分らしくふるまっても大丈夫なような気がしてくる 大事な人の気持ちを考えることは大事だし、大事な人の心を傷つけないためのふるまいも大切なことではある だけど考えすぎなくてもいいのかも うかがってばかりいたって結局は相手次第 相手次第だとわかったうえで自分に素直に生きるのが、相手も自分も尊重することになるのでは?

なんか、"答え"に行き着いてしまいました………

意味がない:

おれがよく陥りがちな結論のこと

 

物事の意味(の有無)を(再)認識するプロセスは、無駄を切り捨てて効率的に事を進めていくために必要なものだと思ってる そういうことをしないとつまらないことで頭を思い悩ませることになり、気付いたら本当に必要な検討が後回しになって、それこそ意味がないからだ だけど最近になって考えるようになったのは、無駄の何がだめなのか?ということ、どうしていつも合理的でなければならないのだろう

種ではなく、個として考えてみたときに、生は無駄というか非合理的なものにほかならない 個としての使命や目的を持ち合わせぬまま勝手に生み落とされて人生をやらされるのだ 意味不明すぎる 種として見るならまだなんとなく、生というシステムについてああそうですかという感じがしなくもないのだが、今やもう人類はそんな段階にないじゃないですか いちいち自分なりの意味のようなものを考えて生きていかなきゃいけなくなった というか、個々人の本音がどうかは置いといて、社会全体がそのような要請を受けている感じがする 個として生きる必要性が生じてきている けれども、その意味というもの、個々人にとっての生の意味とは、初めからはっきりしているのではなく、各々が自分の内部に設定することではじめて決まるものである 決まりさえすればそれに従って合理的な選択をしていくことは可能であろうが、意味がわからないままなら、その生には個にとって自らの管理を離れて浮遊しているようなものではないか そのように考えると、おれにとっては生とはまったく非合理なものに思えるのである!

まあでも、その非合理な生というものを自分にとっての意味はさておきとりあえずやってみるとするなら、前提として非合理の上に乗っかってる分、そこにどれだけ非合理を重ねたってなんの問題もないような気がする あえて大した意味もなく非合理を選択するんだから、それをシステマチックに行っていくのはそれこそ無意味で非合理の極みを辿りすぎていると思う

ミニマルにすることで合理的に得られる成果というものを、自分は本当に望んでいるのか? 生きるからこその特に目的とか使命もなく人生をやるのだとしたら、無駄って、もしかしたら、あながち無駄でもないんじゃない?

無駄のその先に意味が見つかる可能性だってあるし

そんな感じ だからなんでもかんでも「意味がない」で切り捨てていくもんじゃないよな~と思う だからって、本当はほしいと思ってないものまでほしいつもりになりたくはないけど 意味がないことも楽しんでいたいよ

 

身の回りのことをなんでもかんでも意味があるかないかで判断してしまう 冷たいね 冷たい人間になりたくはなかったのにね

せめて、あなたのことは、誰かのことは、もし自分の中で合理性や無駄か否かの判断をしてしまったとしても、笑って肯定できたらいいな 喫緊の状況以外では!

 

無題9

現実の諸問題について頭を抱えていたら、すっかり季節は秋になっていて、それもたちまち冬に変わった

この間、大学に行くにあたってのんびり用意をしすぎて、うっかり遅刻してしまった 遅刻と言っても来るべき時間というものが厳密に定められているわけではないのだが、いつも家を出るのが8時40分くらいだとすると、気づいたときには50分を過ぎていたのである 20分ほど家を出るのを遅らせる必要があった 妹に喋りかけすぎてこのようなことになった

9時20分くらいに最寄り駅に着くと、辺りには人がごった返していた 本当はごった返していると言うほどでもなかったが、明らかにいつもより広範囲に渡って人が点在していた あー(察し)

ついさっき発生した人身事故に伴って電車の運転を見合わせているのだった

こういうときのおれは案外落ち着いている 焦ったって仕方がないし、現時点ではとくに焦らなければならないような用事があるわけでもないからである

周りの社会人として働いていそうな人たちは、会社か上司かわからんけど電話をかけたりしていた 学生らしき人は、「〜のため全線運転見合わせ中」と表示されたモニターをスマホのカメラにおさめて、その画像を添付したおそらく講義の担当者あてのメールをポチポチと作成していた おれはその光景を眺めながら、うーむとしていた すると、👨🏻‍✈️「運転再開は11時を予定しています」 まじ〜〜?2時間の空白が突如としてわが眼前に現れたではないか

なので、散歩がてら行けるところまで歩いてみることにした

とりあえず隣の駅まで歩いて、まだダメそうだったらもう一駅分歩こう ということで、散歩スタート 今いる駅のそばにはウォーキングにうってつけな細長く分布した緑地があり、そこをずっと行くことで隣の駅の方までたどり着くことができる 夏場はあまり外に出る気になれなかったので、久々の散歩であった

トコトコトコトコ おじいさんやおばあさんがちらほらと通常の散歩をしている 朝の空気はほんのり冷たくて新しい感じ トコトコトコトコ トコトコトコトコ 気持ち〜人おらねー トコトコトコトコ うわ〜絵画みたいな光景 写真撮っちゃお トコトコトコトコ さわやか~ トコトコトコトコ あ、みなさーん!電車運転見合わせ中ですよ! トコトコトコトコ…てか、秋だ……………… 常緑樹の多い緑地の中で、一部の木の葉が暖色めいているのがわかった そうか、秋か 秋だったんだ なんとなく涼しくなってきたとは思っていたけど 落ち込んだり病んだりして楽しい気持ちじゃなくなったとして、おれは別に世界が灰色に見えるわけではないけど、こういう変化に鈍感になってしまうんだな うーむ トコトコトコトコ うわっ前を歩いてるおじいさんの存在も相まって、すごいいい感じの光景だ!写真撮っちゃお! トコトコトコトコ 着いちゃったなり

一応駅構内まで入ってみたものの、やっぱり電車は止まったままである まだ10時、うーむ………、うーむ………、座ってる人いる…いいな……、うーむ、うーむ………もう一駅行ってみましょか! トコトコ再開の巻

もう一駅先の駅までは歩いたことがなかった とりあえずマップで最短経路を確認しながら行く トコトコトコトコ やっぱり地図見ながらだと発見をしにくい てかめちゃくちゃ住宅街だしな トコトコトコトコ あの前歩いてる人、絶対おれと同じことしてる… トコトコトコトコ トコトコトコトコ トコトコトコトコ トコトコトコトコ うどん屋発見! トコトコトコトコ トコトコトコトコ トコトコトコトコ… あと32分か、まあまああるな トコトコトコトコ トコトコトコトコ 27分!? トコトコトコトコ トコトコトコトコ もう運転再開してたりして… トコトコトコトコ トコトコトコトコ トコトコトコトコ あ、見覚えある景色 トコトコトコ つ・い・た なお、この間においては写真を一枚もとらなかった

おれが駅に到着した時くらいにちょうど運転が再開したようだった いい感じに運動できて時間を潰せて、うれしい気持ちだった

 

大学での作業を済ませ、その日の夕方は好きなやつと会った 待ち合わせたショッピングモールの店内をふたりで適当にうろついて、やがて本屋の前を通ると、店頭?に置かれていたとある雑誌が目に入った おれの住む街の周辺地域に存在する食べ物屋さんなどを特集しているようである 就職と同時に地元を離れることが確定しており、その前にいろいろを堪能しておきたいような気持ちを少しだけ持っているおれは、まんまとそれに興味をひかれてしまった あ、と言いつつ足を止めて本を手に取った 

ペラペラ スパイスカレーおいしそう 食べに行きたいな〜 ペラペラ あ、うどんだ、おいしそう……………てか、「これ今日駅まで歩いてるときに見つけたうどん屋さんや!」「そうなん?」「そうそう〜」 かなりタイムリーである

ひとしきり興奮したあと、また今度行ってみようと独り言みたいに呟いたら、好きなやつはすかさず「俺とな!」と言ってくれた

おれはこういうとき、相手がどうかはわからないからと自己完結的になってしまいがちだが、そんな変な気遣いはやめて素直に誘ってみたほうがいいものだろうか 多分そうだろうな おれは一緒に行くよう言ってもらえてうれしかった だけど、相手はきっと多少は寂しかっただろうな ほんとうにこういうところだよおれは

 

a few days later…

おれはひたすらにZOZOTOWNとにらめっこをしていた 過去形なのは、昨夜ついにカートに入れたものを注文したためである これで現実の問題がまたひとつ解消された 現実のなにか実体的な問題のことばかり考えていたら、手触りのない大事なような感慨のことを自覚する機会や余裕さえなくなってしまう 自分のときめきとか、変化とか そういうのがなにもわからない状態になる そういうのを放っておいているうちに、現実と自分が乖離して、あらゆることに対する態度も雑になってしまいそう 多分なるし、なって る

取り戻してゆきたいよ

 

化物として

好きな人間から怖いと言われてしまった

怖いと思うくらいだから、きっとその人の受けたショックとは、わりかし、結構、大きかったんだろうと想像がつく だけど、今おれの頭の中を巡っているのは、怖がらせてしまったことに対する罪の意識や申し訳無さやよりも、怖いと言われてしまった自分自身の感情ばかりである おのれの身勝手さを痛感しています

 

てか好きな人間にかかわる話しかできんくてごめん 頭いっぱいやねん

 

怖いと思われてしまったら、もうどうしようもない気がする 怖いという感情はどちらかといえば嫌悪感に近い、拒否反応のようなもので、対象のなにかしらが自分の常識の外にあってしかもそれが受けいれがたいものであるからこそ「怖い」になるんだと思う そんな怖いもの、通常誰だって遠ざけたいと思うはず 怖がらせる要因をなおしたところで怖いと思ったり思わせちゃった事実は消えないわけだし もうおれはなにをしても相手を怖がらせてしまうんじゃないか この先どれだけ好意的に接するよう努めようと、おれはもうかつて怖かったことのある人間なのだ そもそも、怖い相手が急に怖くない態度を取ってきても不気味だろうし だから、怖いと思われたら最後詰みな気がする 取り返しのつきようがないと思う あーー おれはトラウマにはなりたくない、自分がトラウマになることに耐えられないので、その壁をぶち壊す勇気をあんまり持てない

 

相手を怖いと思わせた理由はいくつかある 一つはおれが相手に対して「お前」という言葉を用いたこと その人からしてみれば「お前」はかなり侮蔑的な言葉らしく、それを恋人であるおれに言われたことに相当傷ついたということだった

それと、以前おれが不満を漏らす中で発した「大事に思ってくれているのはわかるけど」という言葉にひっかかったらしい なんだかおれの言い方が他人事のように思えたのだという つまり、その人はおれの発言によって「自分が相手を好きなだけで、相手(おれ)は同じ気持ちではないのではないか?」「自分に合わせてくれているだけではないのか?」「自分の気持ちって一方通行なのでは?」という解釈を持ってしまったようなのだ そこから改めて考えたときに、いつも愛情表現が自分からでおれから気持ちを伝えてくれたことがないこととかに気付き、我に返ったと言っていた(超かなしい)

「お前」はたしかによくなかったと思う 侮蔑的な言葉という認識が自分の中では薄かったにしても、他者に用いるものとして適切ではなかったという自覚があった けれども後者に関しては、正直なところなんで伝えている言葉以外の意味を読み取ってしまうんだろういう感じもする 実際は言葉にして自分からも伝えているつもりだったし、態度にも表しているつもりだった 暇を作るのもその人のことが好きで会いたいと思っていたからだった 会いたいと思ってくれているその気持ちにも応えたかった 相手に合わせてないとは言い切れないけど、大切にも思ってないという風に捉えられたくはなかった お前とか言っちゃった人間が何言っても言い訳にしかならないんですが 実際それがあったからこそ相手も余計にそういう捉え方になってしまったのかもしれないし

いや、まあどちらにせよ、すんなりとそのような印象を与えてしまうくらいには、やっぱりおれは愛情表現が少なかったんだろう 気持ち悪がられないように、嫌われたりしないように、という消極的な努力(そんなものない)をしすぎていたのかもしれない 全身全霊をかけて思いを伝えるなんてこと、これまでなかったもの ていうかなんなら、いつでも相手のことを諦められるように常に心づもりをしていた それもこれも全部自分が傷つかないためだった それが相手を傷つけ信用も失うことにつながるなんて、考えてもいなかった

そんなことをおれは意識する必要がある側の人間なのに

 

自信がないとかコンプレックスが強いとかのたまっている場合では、無(ね)ーーーー

 

相手に対する不満というか今後への不安が先に自分の中にあり、それに端を発してこのような話し合いのようなものを行うに至ったのだが、自分の側にもかなり反省するべき点があるとわかった その人のことわかりたいとか受けとめたいとか言いながら、実際は自分の価値観に則って相手の言動や行動をはかってしまっていたことや、自信を持てないことに胡座をかいたクソみたいなシャバい態度、口の悪さ など

 

話したあとしばらく歩いていたら、「怖さマシになってきた」と相手は言った 怖がらせたくなくて自分から手を伸ばすことはできなかったが、また手を繋いでくれた 悲しませたり怖がらせたりしないようなふるまいをおれは今後できるだろうか 怖がられるかもしれなくても、手を繋いだり、気持ちを伝えていくようなことが今後はもっとできたらいいな 

 

ゴ〜ゴ〜

ようやく路上教習が始まった

車を実際に自分で運転してみるようになってから、これまではただの風景、自分とは関係のない記号でしかなかったものが、重要なシグナルとして自分の中で意味を持つようになった

↑かなり大げさな言い方をしている 意味を持つようになったといっても、自分にとって大切なかけがえのない他者と共有し難いようななにか抽象的な観念があるわけではなく、単純にそこから得られる情報が増えたということである 道路が単なる道路ではなくなった そこを行くにあたって自らが注意すべき事柄がこんなにもあるのかということを知り、車を運転するって大変だな~ということが次第に実感されてきたのだ

 

そういう変化と実感のことを考えていたら、あることに関して自らが受け取る情報とは、知るからというよりも、それに対して主体的になるからこそ増えるのかもと腑に落ちた 主体性 おれがおれの人生をやる上で一番欠けているものだと思う いや、本当か?わからない まあ、何をするにしても主体性を持つことができたら、そこに実感が生まれることで、客観的に一線引いた外側から概観しているのではわからない様々な情報が飛び込んできて、またそれらに対する小さな感慨なども生じてきたりして、なにかしら自らの内部で更新があって楽しいだろうな 更新ばかりしていくことが善だとは思わねえけどよ、ふん…

そういうのを大事にしていくなら、おれはそろそろ想像で済ませるということを終わりにしていかなければならない おれはいままで、想像で怖がったまま何かを知った気になりすぎていた 本当はなにもわからないのに そのことが余計におれを怖い気持ちにさせるのに、そんなことさえわかっていなかった わかっていてもやっぱり現状を変えていくのは怖かった

それでも、ちょっとずつ変わってきていると思っていいのかな 必要に迫られてでも、人生の虚しさに耐えかねただけであっても、どんなに動機がしょうもなくても、バイト先・就職先を見つけることとか、教習所に通うこととか恋求めし者が集うアプリを利用してみることとか、そういうのに一歩踏み出せたことは、兆しと捉えていいものかな そしたらおれはちょっと心強いよ 勇気を持てる気がする

瞳孔という記事のときに打ち込んだ「結局おれはおれとして、すべてに体当たりしていくしかないんや」という言葉が思い出されるぜ(自分の言葉を引用するの、あまりにも恥ず) でも自分の頭でひねり出した言葉が一番"わかる"し

実感を伴いながらなにかをわかることを是としていきたいよ

行け、いけー!

 

おれに気さくに接してくれる優しいパートさんたちが最近よく「ここにはいつまで来てくれるの?」と話しかけてくるが、どういうことだろう 意味なんてないのか、それともおれのことをよく思ってくれていていなくなるのがさみしいからそういうこと聞くの?照 

「どこに行ってもやっていけるよ〜まじめやし、人当たりいいし」 今日は寝坊したにもかかわらずこんなことを言ってもらった 優しすぎる 愛 ありがたい ありがとう

それにしても、この俺様が「人当たりいい」か… やっぱりちょっと変わってきてるのかもね

 

 

寂しがり屋のBABY BOY

好きなやつが、久々に会った友達がタバコを吸うようになってたという話をしたあとに、私自身が吸いたいと思うかどうかを尋ねてきた 特にそうは思ってなかった 「お前が嫌がるとわかっていることをあえてしようとは思わない」という旨を伝えたら、相手は「ほんまに?まあおれちょっと(私に対して)嫌やと思ってることあるけど。許容範囲ではあるけどな」と言った ??? まさかの返しである

おれが気にするだろうからと相手は言いたくなさそ気だった(なら言うな)が、追及すると、「昨日みたいにネガティブになるのをやめてほしい」「どうしたらいいかわからへん」「暗くなる」とのことだった え?性格?いやそれズルくない?ていうか、そんなんアリ??

そりゃこちらもネガティブにやってやろうとは思ってないよ できたら明るくふるまいたいと思っているよ けど、昨日に関してはさ、ネガティブになる理由があったからネガティブになっちゃったんだろうがよ!なにそれをすっかり棚に上げちゃってるんだ!そもそもおれは恋求めしものが集うアプリのプロフ欄にて「性格は明るい方ではないです!」と申告してただろうがよ!忘れたとは言わせないよ、お前そのことに度々言及してきたもんねえ!

彼奴は知らんなあという反応 そして、「やっぱ笑顔好きやしさ」と続けた バカが! こっちはなんか不満や不信感や不安感を抱いてたって、我慢して努力してお前に笑顔を見せなきゃなんねーのかよ バカ過ぎる 見たいなら、お前が笑顔にしてみせろ(5・7・6)(字余り)という話 ていうか、おれの笑顔とか、極端な話この世の男は全員好きなんじゃ!お前はおれに関してありきたりな部分を好きになっているに過ぎんわけ!それを悔しいとは思わんの?

素を見たいと言われたから見せたのに結局こうなる 勘弁してほしいよ お前だけの好きポイントを見つけてみてよー

案の定、結構気にしてしまった

おれはお前のネガティブなところだって受けとめていたいのにな

 

いろいろ話してから、お前は具体的なことを考えるのが得意で、抽象的なことを考えるのは苦手なのかもしれないね、その部分でわたしとは真逆だけど、だからこそ補い合うことができるかもしれないよ、みたいなことを言ったら、なんか納得するような素振りを見せてくれた ふん 納得すんな!もっと考えろ!

 

この男と知り合ったのはほんの1、2ヶ月前だが、将来を意識した話を時々することがある と言っても単なる願望のようなものを確かめ合うだけなのだが、そういう話をしていると、お互いがそばにいる人生のことが自ずと想像されてくる 

おれお前のこと幸せにしたいよ でもお前がおれの要素しか好きになってくれないのなら、自分の気持ちだけを優先させるなら、おれはお前を幸せにする自信がないし、自分が幸せになれる気もしないんだ お前の見栄とか世間体の犠牲にはなりたくない 人生を共有するのはよくても、すりあわせていくことができても、自分の心をすり減らすようなことはしたくない どうしたら君を幸せにできるだろう そんな事を考えていると、はじめてカラオケに行ったときにお前が歌ってくれたPretenderみたいな気持ちになる

知り合って間もないのにこんなこと考えちゃうの、やっぱりおかしいのかな 考えすぎだよなあ ネガティブすぎるか

いまのことだけ考えたい 一緒に食べた横浜家系ラーメンおいしかった ポイフルを口に入れてくれたのがうれしかった おれの鼻毛が時々出ているのを面白がりながらも気にしないでいてくれるのに救われる 

いつか、自分の責任で相手の気持ちを信じてみたい

だけど最悪を想定することも忘れたくない!