争いは

つづく

グリーン・ブック2

※これは愚痴などを含みますし、あんまりよくないことが書いてあります!それと、グリーン・ブックの内容とはなんの関係もありません。

 

好きな男のことが好きだ 好きな男もおれのことをきっと好きだと思う

好きな男とおれは価値観や性格がけっこう異なっている 別にふたりの間で差異があったとして、お互いに対する理解と尊重さえあれば特に問題にはならないはずだが、今現在、それはおれにとって結構な大問題として立ちはだかっている というもの主におれの側が認識することの多いその差異というものは、大抵がおれにとってあまり快よくはないものであり、どうにも覆しようがないように思われるのである(尊敬したり好きだと思うところもある)

たとえば、相手の、あまり他者の気持ちを考えずに思ったことを悪気なく口に出しちゃうところ(悪気のないところがまた憎い) はっきり嫌だと伝えたらもう言わないようにはなったけど、以前は容姿を揶揄するような冗談をしばしば言ってきて本当に面白くなくてむかついたし悲しかった あと、捉え方とか提案が何かと自分本位というか、他者が異なる考え方や認識を持つかもしれないということをいちいち意識していないようなところがあり、こちら側がどのように感じるかについて想像することが苦手っぽいので、そのような態度に接して悶々とする

自分の中で消化できないような差異を認識する経験が積み重なると、それはいつしか不満として精神世界に跋扈するようになる 時々耐えられなくなり不満を漏らして、おれは相手を困らせてしまうことが多い 不満を漏らさぬままただただ不機嫌な態度で接してしまうこともある 相手がおれを悩ますことより、おれが不満に対して素直すぎて自らうまく処理できていないことが問題だろうとも思う(けどずっと我慢することも難しい) 伝えないとやっていけない感じがする

不満を伝えると、おれがうまく説明できないのも悪いけど、相手は「俺そんなに悪いことしてる?」と狼狽え、もうすこし自分だけじゃなく他の人の気持ちを考えてほしいとお願いすると、漠然としているからか、頭を抱えて「気分悪くなってきた」「吐きそう」「頭痛い」と言ったりする 「俺が悪いってことやんな?」という謎の確認を取ってくることもある

正直めんどくさいし、不毛だと思う 相手はただ自分としてふるまっているだけで、他方おれはそういうのに嫌気が差して、相手に対しておれの望むような形をおしつけている 自らの不快感に蓋をするとすれば、そういう構図である おれこそ相手のことを理解できていないし、尊重できていないかもしれない 相手はおれから言わなければ不満を漏らすこともないのに

むしろおれも相手に対してなんも気を遣わないべきなのか?と思ったりするが、別に無理してるわけではない 嫌な思いにさせるよりは喜ばせたいし できれば傷つけたくないし

 

おれが相手のことで困る一方でそれをぶつけることによって相手を困らせてることも事実で、相手と性格とか対人関係についての考え方も異なるんだから、おれとおまえは合わない、関わりを続けていくのは最適ではない、この先のことを考えても合理的ではないだろう と、別れることを検討してみることが最近増えてきた

一度別れることを意識したら、ひとまずそれを保留にして継続していくことを決意しても、ほんの些細なことで別れるか…という思考になってしまう それまで気にならなかったことも急に気になり出すようになった 体型に合わない、シルエット的にちょうどおしゃれには見えないかんじの大きめのサイズの服を好んで着ることや、大して自分も身長が高くないくせにおれをやたらと小さいもの扱いするところ(天井が低いところで「頭ついちゃいそうアピール」をしてきたりする) 姿勢が悪く、足を擦るようにして歩くところ 町中でバイクを見かけたら、会話を止めてまで「お、〇〇や」「〇〇か?違うか」みたいな独り言を言うところ 同じ話を何度もしてくるところ 話したいことを話したいように話して、長い割につまんないところ こっちが話し出そうとしても気付かないのか話し続けるところも

ひたすらこんなふうに思って、こうやって人の目に触れるところで書き綴ってしまう時点でもうおしまいだと思う 第一、恋求めし者集いしアプリを利用し、合理的な手段を用いて合理的に交際を始めたのに、現時点でこんなにも思いわずらいこだわらなければいけないものなんだろうか

しかし相手に言わせれば、人の出会いは一期一会だから大事にしたいし、別れたとしていい人と出会えるかはわからないし、そもそも別れるようなことだとは思っていない とのこと しかも、変わりつつあると思うから見てて…という こいつがこだわる理由はよくわからないが、おれは相手のこのような態度に弱く、あれほど悩んだのに別れる意向を撤回してしまう 結局のところ、いつか自分が否定されないために強がっているだけなのかもしれない

とはいえ、自分としてもやたらと悲観的になるのはひとまずよしてみようという気になる おれは結論を急ぎすぎているふしがあるし、なんでも極端に捉えすぎである とくにホルモンバランスの乱れと重なるときには、自分の直感を信じることだけに思考を費やしがちなのだ あと、一緒にいる合理性とかなんとか言ってるけどおれはいつからそんなに偉くなったのか いや偉い偉くないは関係ない 自分のその瞬間の気持ちだけ大事にして関係を持続させていくことをあんまり意識できていなかった 

もう二度とこんな形で男のことは書かないように、これをケジメとしますから

 

最近、夜明けのすべての映画をみた グリーン・ブックと夜明けのすべてをいつでも参照できるよう心のそばにおいておきたいと思う