争いは

つづく

無題7

元の自分ではだめだった 人の中に溶け込みやすくして、社会に適応し、自分を守るために獲得した表向きの真面目・常識的・人格だった その単なる手段でしかなかったものが、いつのまにか本体のようにのさばって、いまその性質に苦しめられている 窒息しそうになる なので、呼吸をして息を整えるために、気のおけない誰かの前で時々おかしな振る舞い方をする どうしてこうなった?

生きていくために獲得したものと手放したもの その逆転現象が起こりつつある ずっと自分を曲げることなく生きていける人はすごい 環境や、人生を生きていく上での諸々の条件に恵まれていたのだろうと思う それだけじゃなく、強い 自己を最も大事にする揺るぎない気持ちを持っている 羨ましい 正直、こんな言い方は憚られるけど、ずるい おれはきっと一生かかってもそうはなれそうもないな いつまでもいろんなことに揺るがされ続け、この先もそういう逆転をくりかえしながら生きていくのだろう そのことに疲れたら、ようやく死ねるのだろう

はやく疲れ果てたい 弱い一方でタフすぎるんだおれは

お風呂に入ったら、「上に書いたこと、全部ほんとうか?」の気持ちになってきた どうでもいいことだ

 

この間大学にいる人と話していて、どうやらおれは自分の指導教員から「特攻隊長」と認識されているらしいことを知った なんで特攻隊長なのかというと、相対的に見て、おれはあんまり空気を読まずに、指導教員に対してズケズケ行くからということだった たしかに、質問とか、実験などでどうしても手を借りたいことなどがあるときは、渋ってても仕方ないのでわりとすぐ声をかけるようしている それでもタイミングはけっこう見計らっていたつもりだったし、一応いま大丈夫かどうかの確認も取ってたから、なんか、そうかーという感じである

今年から院に来た同じ研究室の後輩はかなり人に気を遣う人間で、空気を読みすぎるあまりテンポが遅くなるようなところがあるのだが、おれとその子を足して2で割った感じが一番ちょうどいいのになって言ってたよって、大学の研究室内のアシスタント的な人は言ってた その人ちょっと話を大げさに言うところがあるから、どこまで本当なのかわからないけど まあ概ねそういうことなんでしょう

(「特攻隊長」かー、そんなふうに思われてたのかー)と、自分のこれまでのふるまいに若干反省しつつ、実は満更でもない気持ち だって、「特攻隊長」ってかっこよすぎるやん 孤狼の血中村倫也のこと思い浮かべてしまう なんか、自分勝手なようで自分のことはどうでもいいみたいで、おれがまさかそういう有り様だったなんて、意外にもほどがあるだろ まあ冷静に考えてみると、そんなに意外でない気もしなくはないが、そういう言葉で形容されると響きがかっこよすぎて、どうしようもなく悦に浸ってしまうよ あー特攻隊長かー

おれは特攻隊長

 

ここだけの話、「裏番長」だったこともある 

 

 

さてと、特攻隊長として明日も明後日も命、散らしていくか

 

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お題箱、開設してみた 照 試しになんか送ってみてください

(おれの喜ぶ顔が見られるかも!??)

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