争いは

つづく

デラシネ

自分の能力を雑に扱われていると感じるときや自分に関係のないことで時間を奪われているとき、報われることのない献身を求められているときなど、上記の文言は相当に自分本位でありおのれの心の冷たさを物語るような考え方である自覚も持っているのだが、それはさておき、おれは時々「誰にも愛されないのになんでここまでやらなくちゃいけないんだろう」という気持ちに苛まれる

なお、そこまでやらなきゃ人に愛される資格もないんじゃないか、という意見についてはもっともである(ただ居るだけで寵愛をうけるような魅力も愛嬌もセンスもおれには備わっていないため)

 

逆張り精神に支えられて生きている 時間の経過と精神の成熟に伴って必ずしも逆張りの維持されない部分もあるのだけど、基本的には何事にも逆張りでやらせてもらっている 天性の、生粋の、天邪鬼の気質の持ち主である

にもかかわらず、思い返せば「愛」に対して逆張りの気持ちを持ったことはこれまで一度もなかった どうしておれはこんなにも当たり前みたいに愛されることを願っているのか

もし「愛し愛されるのがなんだってんだ!ふん」という気持ちがおれの中にあったなら、むしろ、孤立無援で奮闘し、誰に認められなくても健気に頑張っている自分のさまは、おれを喜ばせる超格好の餌食となるだろうに

 

愛を渇望する理由を上では問うたけども、長年の経験から、原因を探っても意味がないことはわかっている まず探るまでもなくなんとなく見当がつくし、原因のことをいくら考えたところでせいぜい恨みが発生するだけなのだ だから本検討においては克服することを目指してみたい

生きるということを考えるときに、いつも邪魔をするのがおれにつきまとう孤独の匂いだ 精神が好転的な状態にある際にはまだ鈍感でいられるのだが、ダウナーモードの折に生を志向しようもんなら、ただちに(孤独なのに?)(誰にも愛されないのに?)という素朴な疑問が鼻の奥をつんざいて、おれの脳みそを苦しめに苦しめてくる

孤独に対して悪い印象を抱いているということはないので、自分の孤独のあり方に対して、なにか納得してないところがあるのだと思っている 趣味にかける想いとか、己の外部への興味 あるいはおのれそのものを信じる心 人にはあるのに自分に欠けているものが気になって、それが自らの孤独への賛同できなさ、人との関係性への依存につながっているのではないかと推察する

なんか、孤独のことを考えてたら、むかしAmebaのたしか「なう」とかいうtwitterじみたサービスにて、友達がおれのことを指して孤独死すればいいのにwと呟いているのを目撃してしまったことを思い出した このことに対する逆張り精神がもしやあるのか?

孤独死すればいいのにwて言われるなんてよっぽどのことをしたんだろうって思われるかもしれないが、己の名誉のために説明させてもらうと、ブログの改造にハマっていた際、「グルっぽ」とかいうこれまたAmebaのいちサービスにおいて配布されていたブログスキン画像(とある漫画のおそらく二次創作のイラストが用いられていた)を拝借して自分のブログに使用していたところ、たまたまその漫画を好きだった友達がおれのブログを見て自分への嫌がらせでこういうことをやってるんだろうという風な解釈をしたらしく、上記のようなことをおれからも見えるところで言われるに至ったのである その子には好きな作品に対するその子なりのポリシーのようなものがあって、だからこそおれの行為が逆鱗に触れてそんな風に受け取ったのだと思うのだけど、おれは当初ブログスキン画像に用いられているイラストが既存の漫画のキャラを描いたものだとは知らないままだったので、えー!て感じだったな 人の中に地雷というものが存在することをはじめて認識した出来事だったと思う

いつも抽象的なくせに、自分悪くないですよね!!?の説明だけ具体的になっちゃうのキモいな 嫌いにならないで

 

さて、おれは愛に対する渇望を克服できるのかな

そもそも、趣味がないから人と愛し合うしかないみたいな発想がおれにはあるんだった これはかなり真理をついてると思っていることではある でも、別に趣味なくはないんだし、もうそんな自己認識を改めたほうがいいのかもしれない いまはまだ趣味に時間を傾けることが不得意だけど、趣味を楽しむマインドでいれば、いずれそれが自分の中で当たり前になって、少しは得意になれるんじゃないか そしたら愛を欲しがる癖もマシになるかも

 

とはいえブログ先頭に書いたような気持ちを改めることはなかなか難しいように思える 

はあーなんかそういう修行に出るしかないんかなあ!自己犠牲と利他的精神を育む修行をさ、積むしかないってこと?えー!一緒に修行してくれる?一人じゃできないよ

誰のなんの犠牲もなくみんなの利や幸福を追求できたらいいのにな

あー その状態を実現するべく、全員の脳をちょうどいい感じにいじくりまわす旅に出ようと思います 帰ってきたら、最後におれの脳みそをいじくりまわすの、頼みます

 

明日はひとまず足の爪を塗ってみるか 美容室の予約もしたい 携帯の料金プランも見直したい