争いは

つづく

光についての考察

 

光は、まばゆく、わたしたちにとって暗がりの中の安心である

光は、輝き、またその光に照らされたものに輝きを与える

光は、美しいものを美しいものたらしめる

光とは、希望の比喩

光は、絶望たりえない

光が、もし安心をもたらすものでなかったら?

 

 

光って、ありがたいですよね。みんな当たり前のように有り難がっている。いえ、実際、あって当たり前のものだから、有り難がってさえいないのかもしれない。光って、生活に不可欠です。光がないと困る。光がなければ前に進むことさえ難しい。この、みなさんが、わたしが、いま対面しているスクリーンだって、光ってますよね?もし光っていなければ、わたし含め、みなさん虚無になる。光がない場合、いま、あなたも、わたしも、虚無です。光があることによって可能になっていることは多い。意識してみてください。光って便利ですよね。光がないと生きていけないんじゃないですか。光がないと、楽しめないこと、多いんじゃないですか。振り返ってみてください。もし、いま光がなくなったら、あなたは生きていられます?生きている意味がありますか?

みなさんは、光を支配しているおつもりでしょう。光を支配し、管理し、みなさんの生活の下に従えている。そんな感覚をお持ちじゃないでしょうか。本当は、逆なのに(笑)みなさん、光に支配されちゃってるんですよ。光に、支配されちゃってるんです(笑)光に支配されているのに、支配しているように思っている。愚か。気づいたら、愚かだなあって思いません?

光は寄生虫みたいなものです。自分一人では生きていけなくて、みなさんをどうにかこうにか進化させることで、今日まで生きながらえている。これからもそうやってこの世に居座るつもりなんです。わたしたちが光に利用されてるんですよ、利用してるつもりだったかもしれないですけど。

光というのはね、わたしたちの進化に応じて自らの生命の範囲を拡大していっているわけなんですけど、それによって、さらにわたしたちを依存させてるんですね。だから、わたしたちって光がない環境では生きていけない。今後も、もう、光なしでは生きていかれない。そういうスパイラルの中に取り込まれてしまっているから。光は安心、光は素晴らしいものだという意識がすっかり植え付けられている。由々しき事態ですよ、これは。

けれど、わたしたちの生活において光というのはもはや必要不可欠ですから。あって困ることなんてない。助かっている。そのように感じさせられてしまっている。光の生存戦略にのせられているにすぎないんですが。そのことに目を瞑れば、光と私たちは共生の関係にあるということもできるかもしれません。いやあ、さすがに、この言い方は光に都合が良すぎるか(笑)

ここだけの話、光って、自らを安心そのものであると印象付けようと、人間の視覚を改竄する力を持っているんですよ。基本的に、だから恐ろしいモノって見えないようになってるんです。特に明るい時、光が光としてそこにある時ですね。闇とか暗がりが恐ろしく感じるのって、つまりそういうことなんですよ。実際は、光があるときも、闇の中と同様に、いやそれ以上に安全は脅かされていて、常に危険と隣り合わせにいるわけです。すぐそばに恐ろしいモノがあるんですよ。でもそれが見えていない。だから、わからない。恐ろしいことに気が付かない。

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視界の端って、あるでしょう。その視界の端で、うすらぼんやり"何か"を捉えること、ありますよね。嫌な予感がしますよね、「あっ」て。見たくないような見たいような不思議な気持ちに駆られますでしょ。あれって本当はね、確実に捉えられた方がいいんですよ。なぜかって、よくないモノだから。とはいえ改めて向き直ってみると、大概の場合そこに"何か"なんていないんですよね。おかしいですよね。

光に騙されてるんですよ。

影送り、わかりますか?影を瞬きせずにじっと見つめて、空を見上げると、白くその像が浮かぶっていう。影送りって光の影響を受けないんですね。厳密に言えば、影送りによって見える像に関してですけど。だから、1人増えてるということが起きたりするんですよ。5人で影送りしたのに、像が6人になっている。必ずしも人の形をしているわけではないんですがね。

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いま説明したとおり、影送りをすることによってわたしたちは光の影響下にない実像を捉えることが可能となります。ですが、この方法で捉えられるのはあくまで"像"だけ。実体を捉えることは難しいんです。正直、他の方法をとってもどうしようもなくて。像だけ見えても仕方ないし。どうしたらいいんでしょう。どうしたらいいと思います?あなたは、何も知らないまま脅かされてる現状って、どうでもいいですかね。

考えていてくださいね。

 

最後に、これだけ忠告しおきます

絶対に目ははほじらないでください

目ははほじらないでください絶対に

 

 

 

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いうまでもないですが、これは単なる遊びです