争いは

つづく

げんこつ

成績優秀で結構結構、の賞状を初めてもらった

お金ももらえるのだし喜ばしいことである しかし、この年度になるまでそれらを貰うことができなかったという事実がどうにもひっかかって、通知されてからずっと心のモヤモヤが晴れない きっとこれがラストチャンスだから、俺はこのままだと一生モヤを抱えたまま過ごすことになる モヤひとつぶ増えたとて、なんですが…

 

例のごとく祖父母から誕生日おめでとうのお手紙が届いたから、お礼の電話をかけた いつもなら純粋なるありがとうの気持ちだけで話すことができるのに、今回はかなり"気合い"が必要だった 就活の話題が出るとわかっているからだ

手紙を送ってくれるという点から察せられるかもしれないが、祖父母にはそれなりに可愛がられてきた 両親はあまり物を買ってくれなかったから、奈良の祖父母の家に帰省するといつも祖母に服などを買ってもらった 祖父とは買い物に行くことはなかったけどよく遊び相手になってもらった 虫取りに行ったり、百人一首をしたり、花札をしたり…(祖父から言い出すことも多い) 

感謝しているし、なにか恩返しをしたいとも思う 22年もお世話になっておいて、今更肩たたき券はいかがなものか お金で買える何かを期待しているわけではないかもしれないけど、孫の就職、その事実は、おそらく恩返しの第一ステップであり、祖父母にとってのささやかな安心、その基礎にはなると思う しかし、今のところ俺はそれをスルーしようとしているのだ、それも俺の気持ちのためだけに

そんな現状を後ろめたくないわけがないけど、とはいえ嘘を言うことも苦しすぎてできない この場合の嘘はついたほうがいい嘘だったりするのだろうか まあ真を言ったわけですが、祖母はややショックを受けている様子だった 申し訳なくて仕方なかった

この事実をすこしふやかすためだったのか、そんな気がするのだが、先に電話に出た祖父には成績優秀者として認められたことを伝えておいた 祖父はめっぽう嬉しそうだった 祖母には直接伝えてないが、どうかふやかされていますように

 

「めっぽう」ってコハクみたいなんだよ!

すみません、自分の中のスイカが出てしまいました

ドクターストーン参照

 

同じ場所で足踏みしてる感覚がずっと続いている そろそろ半歩でも前に進みたい 猫に触りたい

 

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