争いは

つづく

祈り

呪いになりたくはないけど、呪いになりたい いや、実際のところ呪いになるしかないのかもしれない

ちなみに、この呪いとは、まじないではなく"のろい"のほうである

大して変わらないか

 

人の心に棲みつきたいという思いがある

おれを忘れないでほしい、おれをずっと記憶にとどめておいてほしい、たまにでいいから思い出してほしい そういった思いが、ある

なんでそう思うのかはあまり考えたことがないけど、もし棲みつくことができたなら、なんだかとても満ち足りたような気分になると思う

自分ばっかりおぼえてて忘れ去られるのが悲しいからなのか それとも、自分の存在価値みたいなものを認められたような感じがするから?

 

でも、正攻法というのか、いい印象で人の心に残るなんて、そんなことは多分おれには無理だ 

たとえ瞬間的なきらめきがあったとしても、時を経てそれは次第にうすぼやけていく 後発のさまざまなきらめきにうもれ、やがて脆化してボロボロに崩れてなくなる、そういうもの

たけきものもついにはほろびぬ、ひとえにかぜのまえのちりにおなじ、ということ

 

そんな自分が、どうやったら他人の心に棲みつくことができるのか

もう悪になるしかないのだ

暴力しかない、傷になるしかない、つまり、そいつをがんじがらめにしてしまうような呪いになるしかない

嫌なことってなかなか忘れられないでしょ

だけどそんな手は使いたくないよな

 

いま思ったけど、これ数年前に手書きでしたためた日記の内容にかなり似通ったことを改めて書いてるだけだ まあ、いいか

 

 

 

呪いになるという手を使わずに他者の心に棲みつこうとするのならば、おのれをなにかしらの魅力ある人間にするしかない 少なくともそういう努力はしていかないと、埋もれていってしまう気がする そしてなにより、相手をないがしろにしたりあしらったりするのではなく、向き合って大切にするのだ

それらは、他者がおれに求めることとはもしかしたらずれていることもあるかもしれない ネイキッドなおれ、ネイチャーなおれが好きなんだというやつもいるかもしれない、しかし、嫌われそうな振る舞いをしていてそもそも関係は持続するのか それは相手の懐の深さによるところであるし、そう考えたらやはり真摯であるのが賢明だと思う たまには甘えてみたいけども

 

人との関係を持続させる自信がなかったから心に棲みつこうとしてたのかもしれないな

 

 

ありがとうね

おれ、大切にするっていうのがまだよく掴めてなくて、いまはまだありがとうと言うことしかできない

 

 

🧌

 

 

あいつはとっととおれには忘れてもらいたいと思っているのだろうか おれはずっと忘れられないような気がしているが、向こうからしたらおれなんかずっと無色透明な存在で、とっくに記憶の彼方にいってしまってるかも

こんなこと、はやく考えないでいいようになりたいな きっと、暇なのだ