争いは

つづく

温かな水

急ぎ足跳ねる アスファルトに毛虫

 

温かな水、温かなお茶を飲みまくっとる

本当は、飲みまくっとるというほどでもないのだが、例年に比べると、明らかに飲みまくっとるということである

熱い飲み物でも冷たい飲み物でも、それは俺の内側の輪郭をあらわにさせる 少なくとも、喉の、食道の表面をなぞり、その存在を教えてくれるのだ

俺はそこになにかしらの安心を得ようとしているものかもしれない

読んだ本でも、飲み物についてではないものの身体の表面を刺激するもの、例えば着衣、ピアスなどについて近いようなことが書かれてあった

まあ、その文を見たからこそ、俺もそんな風な発想に至ることができたわけでありますが…

何もかもが見よう見まねで構成されとる 照

 

スマホが新しくなったから、レンズのひび割れとはおさらばした いつでもどこでも蜘蛛の巣写真を撮ることができるというのが強みであったが、もうそれを活かすことはないだろう

妹のことを撮るばかり

その写真をAirDropで送りつける→辞退の繰り返し

この流れが姉妹間の「お笑い」の一つになっている

姉妹間の「お笑い」は無数にあるにもかかわらず、それらは一つも、誰にも通用しやしない

悔しすぎる

 

俺がふざけたことを言うとき、妹はよく怒り顔をする その表情を個人的に「阿修羅」「市原隼人」などと呼んでいる

昨日の怒り顔はあんまり市原隼人に似てなくて、それを伝えたら少しだけ悔しそうにしていた それもまた姉妹のお笑いなのである