争いは

つづく

罪滅ぼし

おばあちゃんの夜ご飯の提案に「それでいいよ。」と返してしまったことに対する罪悪感を薄めたいがために、わたしは今日お風呂洗いの手伝いをする 

普通だったらおばあちゃんの身体のことを気遣ってお手伝いするのが当たり前だろうけど、ついつい甘えてしまって何にもできないまま終わってしまう

何にもできないと言うが、実は何かをするそぶりさえ見せていないのだ

 

今日は手伝いをする約束をとりつけた

俺の勝手な罪滅ぼしのために

今回だけのものにしようとは思っていない

昔もお風呂洗いを手伝ったことがある

数日間、俺の偽善心を妹にも押し付け交代しながらやった

夏休みの午後

その時もそう思ったはずだ