（おれを愛する人なんていないんだ だって、おれには他人を思いやる心が欠けているし、あったとてそのように振る舞うことができていないのだから 愛嬌がない 愛されるだけの要素がない）
（大体にして、おれは気持ちが悪い 挙動が、持ち合わせている心が気持ち悪い したがって、おれは愛されるはずがない）
（愛されたい）
（お前は間違っている。愛されを願うのなら、まずおのれが人を愛さんかい）
（ええ、それはもっともでございますよ。しかしながら問わせていただきたい、愛そうにも、己の愛を受け入れてくれる人が、いったい！どこにいると言うんです！）
（そもそもおれの愛ってなんなんだ おれの愛は本物の愛の形を成しているのか、ただの自分本位ではないか）
といった、とりとめもないことを延々考えてしまう時間がときどきやってくる 外界に何かしらのきっかけがあるわけではなくおそらく体内の周期的なもので、ホルモンの分泌のバランスによって否応なくこういう気分にならされているように感じている 他のすべてに集中できなくなるし、気分を散らすためには、パズルゲームをひたすらにプレイするしかない（最近はそうだった）ので ムカつく
愛を信じることは、どうすれば可能であるのか
どうしたら、愛を信じることができる？
思い返してみれば、他者からの愛をひしと感じる出来事はたしかにあった あったし、それら他者との関係は継続の中にあり、断絶には至っていない いまのところはそういう気配さえない
しかしながら、時間の経過に伴って、その記憶も感受した愛も、自らの認識において幻影と化し、当時と同じ形をした実像としての愛なんてものはすっかり失われたような感覚に陥る これは、おれが無常感に支配されているがゆえのことかもしれない なんと贅沢でむなしいことか
また一方で、自衛的手段として、意図的に他者や愛を信じることを避けようとしている実感もある 信じることは自分本位な選択である気がするし、なにより、信じた内容と、進行する現実ならびに未来とが同一ではなくなることに、おれは耐えることができないから 知らず知らずのうちに理想化して、いつか裏切られたなんて思いたくないし、お前は理想を追いかけてるだけであると、それがしんどいのだと、相手に言われてしまうのもたくさんだし
安心するためには、直接確かめるほかない なので、許されるなら、周囲の人間に対して定期的に愛の状況に関するヒアリングを行いたい（無論、愛してるという言葉以外は受け付けたくない）ところだが、そうなるといよいよバケモンすぎる
抑圧し続けるしかないのか？
否、考え方を改めていくべきだろう
おい！
ただひたすらに他者からの供給を希うのではなく、自分を納得させるための術を見つけ出し、実践せよ。
まず、過去に感受した愛は、自らの実感の中にある確かな事実として記憶して、たまに思い出して喜ぶくらいにとどめておけ！ 人の気持ちとは、諸々のタイミングの上に成り立ち、基本的に移りゆくものである（とおもう） だのに、その不確かな性質をもつものを、永遠と信じることの妥当性ってそもそもどこにある？ 現在のことは結局のところ現在のことから判断するしかないのだから、過去のテンポラリーな心の在り方に固執することはよしたほうがよいのではないか あくまで思い出として、現在とは切り離して、戯れるの
そして第二に！つべこべ言わず人を愛せ！こんな自分に愛されたい人なんていない……じゃないよ おらへんかもしれんけど我を通せや。愛せ 執着などではなく、愛せ 想え、大切にしろ 愛を主語にして何かを語るつもりはない それはいまは重要でないから ただ、愛してみろ 愛に受動的でいるのではなく、能動的になれ くれぐれも、好きな気持ちを押しつけろということではないからな。そこだけわかっとれ。おれの愛を見せてみろ、ただし、表現する必要は特段ないのだ
最後に。現在の自分に向き合い、他者に向き合え！また、客体としての欲求（〜されたい）ではなく、自らが主体となる意思を育てろ！そういうのを自覚しろ！あ、あと、愛は「愛ですよ」と提示されるべきものではなく受け手としては実感できてナンボなところあるし、自分勝手に「愛」感じていけ！！（それはそれとして「愛してる」という言葉が欲しいときや、その言葉があってようやく伝わるということもあるが）
とりあえず、こんなものですかね…
今後も、愛関連で自分の認識を改めたいことができたらここに追記していくこととする 愛関連で苦しくなってきたら、これを読み返すことにする ホルモンバランスによって意思に関係なくそういう状態にさせられてしまうのなら、もしかしたらあまり意味をなさないかもしれないけど いや、思考をみなぎらせろ！
みなも愛関連で悩みあえぐことがあれば参考にすればよい。冗談
p.s.
KISS
